「神の正気」

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【小説】「神の正気」4(完結)【習作としての二次創作ワークショップ用作品】

神の正気 4(承前) キラキラと光る眼をさらにかがやかせて、話があると兄に言いました。そして短剣を置いてくるように依頼したのです。二人はそれぞれ得物を暖炉の上に置いて、霜のおりる寒い外へ出ていきました。 兄さんはぼくに嬉しいことがあ...
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【小説】「神の正気」3【習作としての二次創作ワークショップ用作品】

神の正気 3(承前) もうお二方とも三十に手が届こうとしていました。二人ともに想いをよせる娘がいました。 十七、八になるうつくしい乙女で、北方の森の境に住む一族の女でした。深い色をした木のあつまって生える寒い土地から、年に四度、行商...
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【小説】「神の正気」2【習作としての二次創作ワークショップ用作品】

神の正気 2(承前) アベルの家畜が是《よし》とされ、カインの作物が否《いな》とされたことにだれもが憤りました。 といってもその理由を、カイン付きの人びとは知っておりました。寒波で小麦は空もみが多く、果実なども小さくしなびたものが多...
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【小説】「神の正気」1【習作としての二次創作ワークショップ用作品】

神の正気  日野成美 作 全能の神のくだされる御言葉は絶対とはいえ、あのカインとアベルの犠牲には、多くの人間が口をつぐんだままではありましたが首を傾げたものです。 われらが祖《おや》、アダムとイヴの子らはひろく大地に散り、服を織...
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