うつが「薬飲んでも良くならない」件。医者や薬とのいい関わり方って?

生きるための医療費

うつ病マン「薬飲んでも、ぜんぜん良くならない」

うつヌケフリーライター、日野成美です。

慢性疾患の療養において、医療費が廃課金になる件について語った、前回。

医療費、払うのすっごくイヤだ!見えないゴールを見つける編
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今回はうつ病特化型の記事です!

「薬飲んでもぜんぜん良くならない」件について話します。

 

最初に断っておきますが、治る・治す話は一切しません!!

これを読んでも具合は良くなりません。

でも前に進む一助にはなるはずです。

 

今日は、「治らない」うつと、

治すための医療との関わり方についてのおはなし。

注意事項:

薬はきちんと服用してください!

医療機関にはしっかりかかってください!!

薬や医者「だけ」では治らないという話をしていますが、薬や医者「無し」でもうつは治りません。

私と二人三脚のKドクターいつもありがとうございます!ここまで生き延びられたのは先生のおかげです。

薬飲んでもよくならないものです。

「薬を飲んでも治らない。」

精神疾患患者の悩みはこの1点に尽きます。

 

薬はうつを完治させません。症状をやわらげるサポートをするだけです。

そもそもうつ病ってなんで治らないの?どうしたら治るの?

日野は「よくなった」って言うけど、なんで治ったの?

当たり前だけど、薬飲むだけで病気は良くならない

「ロキソニン飲むと頭痛がおさまる」

「鼻炎薬で花粉症がラクになる」

 

薬を飲むと症状が良くなるという事実を、私たちは子どもの頃から体感で知っています。

確かに薬は、炎症や鎮静においては速攻で効果を発揮。

うつやてんかんの薬も脳の暴走を抑えてくれるので、鎮静の効果が少なからずあるのも事実です。

 

が、これ読んでる方はもうご存知ですね。

薬飲んでるだけでは、うつは治らないんですよ。

なぜか?

 

17年かけてたどり着いた私の答え

「そういうものだから。」

 

うつが治るにはタイミングがあります。

どんなに努力しても、治らない時は治らない。

体と心、広範囲に影響をおよぼす恐ろしい病気が、うつです。

 

その治るタイミングとは、

「自分をストレスから適切に保護できるようになった時」です。

「昔みたいに働きたい」は死

「以前のようにバリバリ働きたい。昔みたいに元気に過ごしたい」

 

往々にしてうつの人は、こう感じていると思います。

そんなあなたに周囲は言うでしょう。

「いや昔みたいになったらまた倒れる。次は死ぬぞ。」

 

昔みたいに。

それはバイアスのかかった夢の物語です。

昔に、本当に戻りたいですか?

 

今よりはマシだった過去。

しかし今また戻って同じ環境で暮らせと言われたら、このように思うのではないでしょうか。

 

「病気にでもなって、早くこの状況から抜け出したい」

 

さて、うつになったからといって治らないわけではありません。

私は20年前よりも元気です。最後に「健康」だったのが10歳くらいの時なのですが、ガキンチョ若さの塊だった当時より元気。

でも私の、元気に青春ヒャッホイしているはずだった10代も20代も、二度と戻ってきません。

「現時点で最良な状況」を作っているだけです。

 

前に進むしかありません。

「以前のように」元気には、なれません。

経験者としてそこは、はっきり言わなければなりません。

医療と薬と患者の関わり方

うつ。長期療養の病気。

心療内科や精神科、メンタルクリニックにかかるのが馬鹿馬鹿しくなってきます。

だって、何やっても治らないから。

 

「ちょっと楽になるけど、治らない」薬を処方する医者とどのように付き合うべきなのでしょうか?

経験から語ります。

医者と、ちゃんと会話していますか?

「具合悪そうに見えるんだから、そういう処方をしなさいよ!

見るからにだるいでしょ?医者なんだからもっとわかってちょうだい!」

 

そこの察してちゃん!

医者は「察さない」ことが仕事です。医療現場では患者の自己申告に基づいて診断します。

そうでないと患者がなんとなく医者の言うことに合わせてしまい、誘導尋問に陥るのです。

 

「大丈夫です」「前と変わりません」

(いや、あからさまに死にそうやん)と思いながらも、医師は患者に言われたことはきちんとカルテに書き留めます。

「本人所見によると、大丈夫」と。

 

病気療養の患者に必要な第一スキルが、「医者にきちんと伝える力」です。

圧が強くて話しづらい医者とか相性が悪いドクターとかもありますが、何事もコミュニケーションの努力から。

 

「だるくて辛い」

そうじゃない!

「唇を開くのも目を開けるのも座るのもむり。寝ててもだるい。起きられるのはトイレの時だけ」

そうだ、その調子だ!

ガチ鬱だと言葉出ないし口が開かないしむしろ地面に潰れそうだから、事前に手紙を書いて持っていくことをお勧め。箇条書きでもOKです。

精神科では治療のゴールを作らない(基本的に)

私の経験上、精神科の医療では治療のゴールを作りません。

まず死ぬのを思いとどまらせるところからはじまり、生き方を問い直す作業にかかります。

 

なぜか!?

 

「生きてるだけで十分」

この実感を得るところがひとつの目標だからだと、私は考えています。

 

精神疾患にかかる人の多くは、自分をいじめるのが得意です。

私もめっちゃ得意!お手の物!

仮に治療のゴールを作ったら「そこを達成できない自分はダメ人間。よし死のう」となってしまっていたことでしょう。

 

でも精神科では、おそらく、「生きてるだけで素晴らしい」のです。

精神科、心療内科のドクターは全力で、ストレス源からあなたを離して休ませるよう努めます。

多くの場合、職場や学校がストレス源です。そのため休職・休学のために診断書を書きます。

自分をいじめるのをやめさせるところから、治療は始めるのです。

 

そして精神科は、世界一新しい医療分野の1つ。

フロイトさんが確立してからせいぜい2世紀です。

まだまだわからないことが多すぎます。多分医者も何をすれば効果的なのかはっきりわかっていません。

 

非常に残酷なことですが、精神科のドクターたちができることは、限られています。

 

医者やカウンセラーに、治療を託さないこと。

環境整備・認知の歪みの正常化など、自分でできることは、やれる範囲でやること。

そこが大きな鍵になります。私は自分で能動的に動くようになって、やっと状況が改善してきました。

私がうつを「治した」3つの転機

さて「日野のうつがだいたい治った理由」です。

 

環境を変えた(不登校/一人暮らし)

ストレス源から離れましょう!

私は、うつ病や精神疾患の実家暮らし(独身)の方に一人暮らしを勧めています。

若くして鬱状態におちいるような人の保護者は、十中八九、軽度〜重度の毒親です。

今まで両手以上の若年うつ病患者見てきたけど、みんな代なり小なり毒親育ちでした。

(私は親のことすっごく尊敬しています。すごく立派な人たちです。でも一緒に暮らすのは合わんかった。人間ってそんなもんです)

 

精神科のドクターたちも同じです。

自分を大切にするための選択肢として、休職や離職、休学、場合によっては離婚を勧めるのです。

安心して休める環境を得ましょう。

食生活を整えた

この本がすごく革新的です!!SmartNewsで連載やってて、現場の私は大体肌感覚でわかってたことだったけどやっと医療が追いついたんかいって感じだった!

 

私たちは子供の時から長い時間をかけて、

「薬を飲めばとりあえず症状が消える」成功体験を重ねます。

ロキソニン飲んでれば昼ごはんがポテチとアクエリアスだけでも、頭痛はなんとなく治るのです。

 

うつ病は、難病です。

薬以外の面でも全力サポートをしなければなりません。

ポテチとアクエリアスだけでは必須栄養素をカバーできず、体と脳に負担をかけます。

 

鉄欠乏や糖質不足(あるいは過多)、脂質過剰(または不足)など、さまざまな複雑な要因が重なって「うつ状態」が作られることも、あるのです。

「コロナうつ」の人は特に、とりあえず食生活とライフスタイルを見直しましょう。チョコチップクッキー食べながらゴロ寝してテレビ見ているような生活は普通に病む!

ちなみに私は養命酒でかなり良くなりました。我が救世主よ。

 

東洋医学に頼りまくった

私と相性がばつぐん!東洋医学!

 

はり治療(鍼灸)

漢方

ヨガの運動と呼吸法

アユールヴェーダ(古代インド医学)を参考とした生活習慣改善。

 

特にアユールヴェーダのドーシャ体質診断は一度、騙されたと思って受けてみてください。透視かッてレベルで当たる。不調対処の方法までわかる。

アーユルヴェーダ体質診断(ドーシャ体質チェック・ヴァータ・ピッタ・カファ)|アーユルヴェーダ・インド伝統医学の情報サイト|アーユルヴェーダライフ(家庭の医学・代替医療・予防医学)
アーユルヴェーダ体質診断チェック(ドーシャ体質チェック・ヴァータ、ピッタ、カファ)|「トリドーシャ理論」に基づいて、インド伝統医学アーユルヴェーダにおける「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」の各ドーシャ体質の簡単な体質診断チェックが行えます。

 

薬だけに頼ろうとしない。医者にすべてを託さない。

それがうつヌケにおいて重要なポイントです。

できるところからで、いいんです。養命酒飲むところからだけでも、はじめましょう。

自分を労わるのは、自分の仕事

最後に、改めて注意事項。

薬はちゃんと飲みましょう!!!

薬は効いていないようでもちゃんと効いています。押しとどめてくれているのは薬です。断薬や減薬は医師の指導のもとで行ってください。

 

確かに、うつの治療において、

医者は助けてくれませんし、親も助けてくれないし、伴侶も助けてくれません。

結局病気をどうにかするのは、自分の体です。

うつを応援できるのは、自分の心と意思しかありません。他人ができることなんかほとんどないのです。

 

だからこそ、この治療はやりがいがあります。

自分の不調に真摯に向き合う。忘れがちな、セルフマネジメントの基本です。

 

ではまた明日ネットの海で。

次回は緊急企画「第2のステイホームを楽しもうの回」の予定!

 

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投稿者プロフィール

日野成美
日野成美うつヌケフリーライター/節約ミニマリスト
「今あるお金を、楽しく。」
14歳で重度うつ病と診断。17年間の療養生活を経て、2020年の現在はほぼ寛解。
中卒、高卒認定試験、通信制大学、障害年金、月10万円一人暮らし。
小説や本を愛しすぎて、ライターへ。
現在は専業ライターとしてSEO、コラム、セールスライティングなどを担当。
ブログ「ことそこ!」は病人な節約ミニマリストとして開始しました。
現在はお金を楽しく回すブログとして運営中です。
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