食べすぎちゃって、かなしい。絶望。自己嫌悪。それが過食行為
うつ病人な節約系ミニマリスト志望・日野成美です。
今日はうつ病など精神疾患あるある「過食」「自傷行為」について。
私は重度のうつ病だった割に(いまも病態は重いけど)さくさくリストカットはしたことがないのですが(手首キレイで逆にびっくりされる)
薬の副作用の延長で、過食がスゴイです。
食べるときは……食べるときは……4000kcalとか食べる時もあります。ワァオ。
気分が落ち込むと3500kcalは楽勝。
結果、体重が憂鬱な感じです(とても言えない)。服のサイズも……
血液検査などは正常値なのですが、このままだとほかの消化器とかの健康にも支障をきたすだろう、と。
しかし。
あるときから、自力でたどり着いた認識の転換で、過食が止みました。
少なくとも、病的なドカ食いはしなくなりました。
今回は、たった一つの気づきで過食がなくなった、そんなおはなし。
長いよ!時間あるときに読んであげてください!
【念のため免責事項】
私は病気の当事者ですが、治療の専門家ではありません。
あくまで参考程度にお読みくださいませ。
過食が体に悪いのはわかっているんだ!!
嘔吐や下剤服用をしない「食べるだけ過食」は、薬の副作用で多くのうつ病患者が経験すること。
好きで過食している訳ではありません。太るし食費かかるし白い目で見られるし……。
つらい。体のためにもお金のためにも過食やめたい。つらい。
過食症状で悶絶すること15年経過。過食がつらくてイヤでたまらない。そんな原因を自分で探りました。
すると、パターンが判明。
自分を罰するために食べている
体が動かなくて過食。
仕事や創作がうまくいかなくて、過食。
ストレス起因のやけ食い、と考えてもいいのですがその根っこを探るとーー
過食するとき
「できてない」「つらい」「自分はダメだ」
と、絶望しながら、食べている。
で、食べたあとはちょっと安心します。
自分を責めているときに、必ずと言っていいほど過食に走る。
過食する量や食べ物の質を考えると、いかんせん「体を虐待している」と言える内容です。
自分を責めて、自分を虐めている。……つまり!
自分を虐める食べ方ってコレ「自傷行為」じゃね?
と、気づきました。
こうなると多くのことが説明できるのです。
自傷行為は突き詰めると「自罰行為」。
消えればいい、大嫌いな自分を「罰する」ことで「(酷いことされて当然なダメな自分も)ここにいてもいいのかもしれない」と安心するのです。
怒りや憎しみ、つらさ、暴力的な激烈な感情を「自分」にむける。そして安心する。
わたしの過食は、自罰すなわち自傷行為としての要素を完璧クリアしているのでした。
……わー。(棒読み)
過食をやめるため「欲」「自分を責める気持ち」整理ノートを作った
創作ノートとして使いかけて、ネタを没って放置してた大学ノートを活用。
(※実際の記録ノート)
あれこれ整理して書いてみた。過食に関することや、ほかにもつらいこと、引っかかっていることはぜーんぶ整理して書き出します。
自分の思考パターンもみえてきました。
自分のやりたいことをやればいい
わたしの場合
1.節約・倹約に関する我慢
2.創作のキツさ
3.体調つらい、体動かせない
4.睡眠浅くて寝てもねむい、結果パフォーマンスが悪い。
が、過食の四大要因。
1の対策としてーー
節約を一度、度外視することにしました。
必要なものは、後悔せずに買っちゃう。
食べたーい!と気にかかったものは、思いきって食べてみちゃう(わりと1回で気がすむことが多い)
もともとが節約ドシロートの、なにかと物入りなアラサー女子が9万円前後で生活するというのが無理ゲーなのです。
よく頑張ってるのですよ……。
ちなみに、ニトリで布団をまるっと買い換えたり(2万円)服を新調したり(15,000円)しました。
結果的に体に良い投資になって、これは正解だったかな、と。
食べたくなったら「横になる。できれば寝る」
3と4について。
動けなくなると絶対になにか食べたくなります。
つまり「食べたくなったとき=体が悲鳴を上げるレベルで疲れているとき」
食べたくなったら布団にダイブ!
うだうだ読書する!
ねる!
寝ると当然ながら休息できるのでパフォーマンスが上がります。
食べたくなったら、ねる!!
眠れなかったら、頓服を飲んでもよい!
どうせ過食は「ニセの空腹」なので、食べなくても死なないですしね。
「自分を責めない」ことは「不可能」と割り切ってみた
最大の要因ですね、わたしの場合。2の解決策。
私はクリエイティブの世界の人間です。
自己批判と改善の繰り返しで仕事を成立させる世界。言いかえると、毎日、現在までの自分を否定する形で生きています。
その上、読者から辛口批評が来れば、もちろん凹むのが人情。
コレを生き方として選んでしまった、というより他に道がない以上、
自分を否定して責めて罰する思考をやめるのはムリ!だと!割り切ることにしました!
自分を責めないことをできないことを、責めない。
ややこしいので言い方を変えると「自分を責めてても、べつにいっか」とする。
「あーまた責めてるのう」と俯瞰して、おわりにするようにしています。
食事記録と体重記録はつける。食べたもの思い出してちょっと癒される
食事記録はつけます。アプリ活用。
あのときアレ食べたな、と確認すると、おいしかったなぁと思い出せて、ちょっとほっこりするんです。
(過食する人はわりと「ご飯旨し!」と言える人が多い気がする。私は毎日ご飯おいしいです)
ついでなので、体重と体脂肪率も記録。
もちろんすぐには減らないのですが、体重と体脂肪率が減るのを確認するのはホッとする作業です。
【番外編】自傷行為がダメな理由@個人的見解
他人の自傷行為を見たときの恐怖は凄まじい
他人が自傷してると「不愉快」と言いますが、ぶっちゃけ現場を見たときは「恐怖」です。
目の前でリスカ未遂されたときの、吐き気と目まい、体が冷えていくような恐怖の感覚は忘れられません(なんとか止めた)
以下、私が入院していたときの実話。
ある子が一時帰宅中、リストカットをしているところを母親が目撃。母親は卒倒。すぐに救急車で運ばれました。
目が覚めた母親は自分の娘がわからなくなっていました。
娘の存在、娘に関する記憶、その子の一切を忘れてしまい、そしてその子を怖がるようになったのです。
ショックに対する自己防衛のために母親の脳は働いたらしいのですが……
ちなみに私が入院中、複数人、自傷行為により同様の事件を起こしています。
親、恋人などが記憶をスッポリなくしてしまったそうです。
他人にとって、それくらいのショックと恐怖である、ということは事実です、ということを記しておきます、体験談として。
体に悪い(お財布にも悪い)
私が過食をやめたいのは、突き詰めるとコレ。
これ以上、病気したくない。体に負担をかけたくない。しあわせにフツーに生きたい。
あと、体に負担をかけると仕事ができなくなり、できないことにさらに自己嫌悪するのです。
ネバーエンディングストーリー。
自分を結局キライになる
なんだかんだで「自分の体や心を大切にするのが良い」とされるのは古今東西いっしょ。
自分の体だから好きに扱っていい、という考えは否定しません。
自傷の根っこには「自分が嫌い」という切実な気持ちがあるように私は感じます。
嫌いだから、自分を痛めつける。自分が罰せられるとホッとする。だって自分はダメだから。
でも、そんなことしてる自分がやだ。
だからまた責める。自傷行為。この道はいつか来た道……
自傷行為を乗り越えるということ自体が、大きな自信となって人間的成長を促すものだと、私は考えております。
ちなみに「自分の体や心を大切にしたほうがいい」理由は、
自分を大切にできない=体調管理・メンタルセルフケアが難しい人は、
仕事や日常生活などの能率が落ちて、周囲に迷惑かけるからだと私は考えています。少なくとも私の場合はそうだったりして。
過食=自傷をやめたいのは、自分を好きになりたいから。
今回の認識や転換は、ドクターの助けを借りずに一人でやっちまった出来事でした。
薬や主治医のサポートは治療の上で必須ですが、自分で動かなければこの手の病気は好転しないのかな、と他の経験を踏まえても思います。
できることからコツコツと。
自分を責めてても、べつにいいよ。
食べることで、自分をいじめなくて、いいよ。
お疲れ様、やすもうね。いじめなくてもいいんだよ。
いやあ、長くなりましたね。ことそこ!初の3500字超え記事です。
だれかの助けになれていますように。
長文お読みいただき、ありがとうございました。
ではまたネットの海で。
投稿者プロフィール

- うつヌケフリーライター/節約ミニマリスト
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「今あるお金を、楽しく。」
ふつうに豊かに暮らしたい、と好景気を夢見てきた元うつ病人平成元年生まれアラサー。
No.1セールスライター・コンテンツライター・Webマーケター
特技は「雑誌のキャッチコピーを読んで、狙っている読者層と記事スポンサーを当てること」「狙った読者層をネクストアクションに誘導する文章を書くこと」「ひらがな・カタカナ・漢字の使い分けの解説」
14歳で重度うつ病と診断。30歳のとき、なけなしの貯蓄口座残高50万円を全額セルフケアに投資して、17年間戦ったうつ病をわずか1年半で克服しました。
以後、今あるお金や資源を有効活用するPDCAを回すことが得意に。
月10万円一人暮らし時代を経て、現在は夫(分析担当)といっしょにフリーランスのセールスライター・SEOライターとして活躍。
「ふつうに豊かに暮らす」の難易度がエクストリームモードの現代において、お金を楽しく回すためのメソッドを発信するブログとして運営中です。
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