【習作としての二次創作】そもそも二次創作ってどんなものがあるの?2つの種類をご紹介

そもそも「二次創作」って?

ものを書く人、日野成美(@hinonarumi)です。

前回の講座では、

「なにを書いたらわからないなら

【習作】に二次創作を書こう!」

という提言をしてみました。

https://hinon-akikonom.com/2017/12/14/syousetsu-secondary-creation1/

では

「二次創作ってなんなのか?」

「二次創作をどう作ればいいの?」

今回はそれを中心に書いていきます。



二次創作は、NOT「パクリ」

パクリとは

独自性のない、最初から模倣を目的にした行為です。

今回やる「二次創作」は、模倣ではありません。

オリジナリティを活かすための手段です。

「二次創作」にもいろいろ種類があるので

今回はそれをご紹介・第1弾です!

「本歌取り」型と「自己解釈」型がある

「本歌取り」とは

古典やおとぎ話を土台にして、自分の作品を作ること。

古典のモチーフ、プロットなどを拝借

別の時代・舞台・人物で小説を成立させるのです。

読者が

「おっコレはヨブ記のあのシーン(・∀・)ニヤニヤ」

と読みこんで、楽しめるという利点もありますw

本歌取りの利点はなんといっても

自分のオリジナリティを出して作品を成立する上で

「大枠」を設定していることで、

構成作りが格段にラクになるのです。

たとえば――

「怒りの葡萄」スタインベック→聖書における出エジプト記

押井守監督作品「攻殻機動隊」→古事記の天の岩戸開き

アニメ「輪るピングドラム」

→銀河鉄道の夜をはじめとした宮沢賢治作品

パッと思いつく限りだと、こんな感じ。

私の作品だと

野性時代フロンティア文学賞の一次選考を通過した

『流刑地ー救済』

が当てはまります。

(カフカの「流刑地にて」をベースに、本歌取りの形で執筆しました)

自己解釈型とは

その古典・神話そのものを

ほぼそのままに、みずからの解釈とアレンジでもって

作品にしていくものです。

舞台や人物などは、そのままに。

「ひょっとしたら、こんな背景があったのでは?」

「あの謎には、こういう答えがあったのでは?」

そんな謎を自分で考え、自分の持つオリジナリティを活かし

小説として成立させる。

要するに「元ネタツッコミ型の小説」ですね。

たとえば……

「お伽草紙」太宰治

「羅生門」「藪の中」「偸盗」 芥川龍之介

自己解釈型を書くときには、

元ネタよりも深く、題材を読みこんでほしいのです。

元ネタよりも真剣に、人物の本質をえぐり

事件を読み解いてください。そこからオリジナリティは出てきます。

自己解釈型は一番、習作としてやりやすいモノです。

次の次の回で

日野成美の二次創作作品を分解するという作業をあつかいますが、

それで理由がわかるかと思います。

ちなみに私は「自己解釈型」でちいさな賞をとりました。

『白雪姫の遺言』

この作品では

「7歳の白雪姫はそもそもなぜ「女」と数えられたのか」

の謎を、独自にひもといたものです。



二次創作、たった1つの注意点

二次創作の上での注意点。

絶対に絶対に絶対に、

自分だけの哲学、自分だけのテーマを叩き込め。

最初は作品自体が、だれかの真似っぽくなってもいい。

だって習作だもん。

失敗してもいい、自分の中に埋もれているオリジナリティを

見つけ出していきましょう。

次回はパロディ・オマージュ・リスペクトの違いについて。

ではまたネットの海で。みんなでがんばりましょう!

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