「魔法の呪文」の正体を解け!小説書きが本を読むメリット【その4】

本を読むメリットシリーズも、ひとまずこれで最終回

の、はず。日野成美(@hinonarumi)です。

ここまでお読みいただいてわかったと思うのですが

ただ読むだけではダメです。

小説書きに必要なのは

分析読書

ちょっとコツが要りますが

慣れればうまくできるようになります。


作中のどの文章・どの段落が「作品の空気」を醸造しているかがわかるようになる

これはちょっと上級者編。

小説講座の【描写編】であつかいましたが

「作品の世界を構築し、空気を作り上げ、読者を呑み込む」

のが小説の役目です。

ってことで「ただ書く」だけではダメです。

よくできた小説は、計算のうちに構築されています。

読者は作家に魔法をかけられる存在。

魔法の呪文はどの部分?というのを見分けるのです。

魔法ってなあに?

小説作品とは、ウソです。

小説家は大ほら吹き。

でも、なんでかわかりませんが

信じてしまいますよね?

たとえば「源氏物語」の光源氏は

「リッチでイケメンで何しても許されるくらいステキ」

と読んでいるあいだ思ってしまう人物。

なぜそう思わせるのか?

ハリー・ポッターシリーズは

魔法学校の物語。

子どもは魔法学校の存在を信じて手紙を待ちます。

なぜ信じてしまうのか?

「神は細部に宿る」

ということで、魔法も細部にほどこされています。

ある段落、ある描写、ある言葉

それもほんのすこしの要素で

その作品が「現実に存在する」と思わせてしまう、魔法。

これを小説家は使いこなさなければなりません。

しかし、これを教えてくれるのは

魔法学校ではありません。

読書です。

読み慣れた作品を分析してみましょう。

分解して、なぜその作品がリアリティを持って迫るのか

どこからが明確な「ウソ」で

どこからが「現実の延長」なのか

読み解きましょう。

今日のワークショップ!

お題:江戸川乱歩「人間椅子」

青空文庫 江戸川乱歩「人間椅子」

アプリで読むこともできます。

言わずと知れた変態乱歩の傑作。

未読の方のために一言であらすじを言うと

「椅子づくりの男が椅子の中に入って大冒険」

な話です。

読み進めるとわかりますが

絶対にありえないのに、ツッコミどころありすぎるのに

圧倒的なリアリティで迫り、

オチで驚愕する羽目になる、おそろしい作品です。

さて、お題!

この作品の中で

どこから先が作者の魔法をかけられている文章パートなのか

いえますか?

ある段落から先、江戸川乱歩は読者に魔法をかけて

「人間椅子」の実在を信じ込ませることに成功しています。

「人間椅子の実在を信じ込ませるための段落」を見つけてください。

私の確認する限り、それは前半部にあたるパートに

1つ存在します。

そして、

それは一体なぜ

「人間椅子」を読者に信じ込ませてしまうのか

考えてください。

答えはまた、次回の【小説講座】で。

本を読むことは、学び取ること。すべては読み方次第

ちょっとむずかしいことも言ってしまいましたが

目からウロコだったという方もいるのでは。

といっても、私もまだまだ修行中。

わかりづらい( ゚д゚ )クワッ!!ということがありましたら

コメント欄でお教えくださいませ。

加筆訂正などいたします^^;

まだまだあるよ、【小説講座】!

次回もお楽しみに。

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