言葉よ響け!小説書きが本を読むメリット【その2】

さらに、小説書きが本を読むメリットについて

解説!日野成美(@hinonarumi)です。

世の中には、

・本を読むのがめんどくさい(´Д`)ハァ…

・本をそもそも読めない(たとえば読字障がいなどによる)

・No BOOK, No Life.☆彡

という人に分けられるかと思います。

私は明確に3番目の系譜になります。

が、気づけばもう

楽しむための読書というのはほとんどしません。

読書のときは仕事として

文字を追うと同時に分析を行い

作品を読みつつ自分の小説にどう活きるか

それを考え続けています。

そういう読書の仕方もあるのです。

それはともあれ、今日は本を読むことによるメリット第2弾です!


言語のリズム、使い方などを体で覚え込める

音読すればするほど沁みる文章の美しさ、を真似ることができる

音読、文章を声に出して読み上げること。

やりまくりました、わたくしも。

自室で、信号待ちの道ばたで、車の中で

とにかく本を読むときはしっかりと、音読。

「音の響き」は体に影響し、空間をふるわせ、

作品を読む上でのリズムを構築します。

とくに美しい文章を読んで音読したときに

感じるのはほとんど法悦に近いものがありますね。

これは推敲のときにも役立ちます。

なーんか読みづらいときには、

かならず音読のときに「ひっかかり」「不協和音」が

あるはず。

文章の響きを、自分のものにしましょう。

完璧な小説を創造した「モ・ジュスト」の使い手フローベール

「ボヴァリー夫人」「感情教育」など

完璧な小説、もとい完璧なフランス語を構築した

驚異の作家・フローベール。

「モ・ジュスト」とは

もっとも適切な強度・意味・響きの言葉をあてはめること。

……と、私は解釈しています。

超級者編になるので私もまだできてませんが

どうやってフローベールが

「完璧なフランス語」「モジュスト」を実現したかというと

広い野っ原に出て、木の下に立ち

ひたすら原稿を大声で音読。

響きがよければOK、よどんでいたらNG。

フローベールはその「響き」の種類まで判断していた模様です。

真似すればいいんです。

完璧を求めるのは難しいことです。

でも、道を征くのはまず先達の真似から。

レッツ音読!

今日のワークショップ

大好きな短編作品を、最初から最後まで音読してください。

作品数は3つ、うち1つは古典から読みやすそうなのを選んでみてください。

音読の結果、どんな感覚を得ることができましたか?

そして音読のあと、その作品への評価は変わりましたか?

前回のワークショップ、日野成美の模範解答

お題:赤い靴

ツッコミどころ:誰か追いかけろよ……!

さっとさした月あかりが、地面の上をあざやかに踊る赤い靴を照らす。

履いているのはお嬢さん、赤い靴を愛したお嬢さん。

奥様は赤い靴のお嬢さんを心配なさっている。追いかけなければ。

両親に死なれて、かわいそうに。奥様は赤い靴のお嬢さんを引き取った。

なのにいきなり狂ったように踊りだして、止まることを知らず駆けるように舞いつづける。

悲鳴を上げながら、泣き叫びながら、赤い靴の少女は踊りながら止まることを知らない。

森がひらけて広い池の傍に出た。

まるい月を鏡のように映して明るい池のほとりで、お嬢さんは軽やかに舞う。

白い月光の下で彼は見た。

あれは笑っているのだ、歓びの舞を踊っているのだ。お嬢さんは歌いながら笑っている。

がくりと膝が崩れて、彼はもう追いかけることはかなわなくなった。

眼の前で、きゃらきゃらと声を残して赤い靴は森のさらに奥に消えていく。奥様に報告したらなんというだろうか。

例によっててけとーです^^;

最近コメントやアクセス数など増えてきて

るるる~~♪(鼻歌)

いろんなひとに広めてあげてね!

それではこれからもよろしくお願いいたします!

ではまたネットの海で。

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コメント

  1. buluma より:

    自分も読書初心者の時に、集中力や読解力を上げる為に音読をしていました。
    音読をすると、頭の中に文字が直接入ってくるようで面白いですね。

    • hinon より:

      音読はいいですよね!私も今もやります。
      それで勉強にもなるので、初心に戻りたいときには音読です。
      今ちょうどスランプなので音読しようかしら^^;
      いつもお読み頂きありがとうございます!