ネタが欲しけりゃ本を読め!小説書きが本を読むメリット【その1】

「本を読まなくても小説は書ける」問題

さて今日からブログを本格再開ですよ!

ブロガーとしてガチやっていく決意をした

日野成美(@hinonarumi)です。

お待ちかね【小説講座】。

今日は、小説書きが本を読むメリットについてです。

「小説=ストーリー」ならば

別に本を読まなくても書けるかもしれません。

事実、ストーリー重視で(というよりストーリーの奇抜さだけで)

売れている小説はあまりにも多いです。

現実を生きていれば

小説のモデルとなるストーリー(人生・情景)はあふれています。

それをただ書けばよろしい。

ただし何度も主張しますが

小説書きは職人です。

描写・構成・プロットなどの

技を駆使して「小説作品」に仕上げなければ

小説を書く意味はありません。

そうでないのはただのシナリオです。

すぐれた「小説」を書くにはどうすればいいか。

「すぐれた小説」という具体的ビジョンを得なければ

すぐれた小説は書けません。

では、本題に入りましょう。



とりあえずネタは本に転がっているとみてよろしい

ネタに困った古人たちは古典をリスペクトしまくった

代表格は芥川龍之介。

「王朝もの」と呼ばれる一連の短編群がありますが

あれは平安時代から鎌倉時代に編纂された

「今昔物語集」「宇治拾遺物語」

などから引っ張ってきて、

早い話がパクって独自アレンジメントしたってやつです。

「今昔物語集」を読むと

「あっコレ芥川ですね」というやつが山のようにあります。

(特に「藪の中」はアンブローズ・ビアスからもパロってる)

同様のこと

谷崎潤一郎、太宰治、中島敦、などなどもしています。

もちろん丸パクリではなく

独自の視点と哲学で組み直し

元ネタと自作が乖離するようになるまで練らなければなりません。

↑ココ、テストに出ますからね!絶対おさえておいてくださいね!

が、下手に悩むより古典から引っ張るほうがいいことも。

古典とネタについてはまた別途書きます。

私は古典(おとぎ話)を独自アレンジして書いた作品で

小さな賞をとりました。

「白雪姫の遺言」(BOOK SHORTS優秀賞)

ブログコメント欄などで感想とかくれると

狂喜乱舞しますよ!(≧∇≦)/

本の一節から物語がふくらむ場合もある

小説のたった一文から、イメージがふくらむ。

そんな経験ありませんか?

私はあります。たくさんあります。

たとえばドストエフスキーは

「悪霊を移された豚が水にみずから飛びこんで溺れ死ぬ」

という

新約聖書の一節と、現実の事件をイメージとして結びつけて

傑作「悪霊」を書きました。

私はその「悪霊」の中のあるセリフをもとに

作品を書いて玉砕したことがあったり

現在新人賞のために書いているものも、

ある古典作品の一文にインスピレーションを受けて

書いているものです。

また、中国の詩人・李白の詩をもとに

こんな短編連作を書いたこともあります。

李月酒仙町奇譚シリーズ(拓也◆mOrYeBoQbw氏と共作)

ここまでだと思ったか?残念だったな、まだまだあるんだ。

まだまだまーだあります、本を読むメリット。

第1弾として今日はここまで!

オススメ本などの問い合わせも

コメント欄で受け付ております。

かなり偏りますけれども……^^;

今日のワークショップ

(読者さまからのリクエストで2017/12/01に追記です!)

あなたの大好きなおとぎ話を1つ選んでください。

そのおとぎ話に「どうツッコミ」ますか?

そして、そこから新しくイメージは湧きますか?

そのイメージから掌編を書いてみましょう。

(Twitter小説・つぶやき小説など短文掌編もオススメ)

できたら、コメント欄などで教えてください。

日野成美がアドバイスしまっせ。

ではまたネットの海で!

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コメント

  1. buluma より:

    ブログ面白かったです。
    原作が、 → こうアレンジされて、→ 結果こうなる。
    のような具体例があると、より理解が深まると感じました。

    また、漠然とですが、小説講座の最後に日野先生からのプチ問題(お題?)のようなものがあると、ブログを“読む”以外の楽しみ(考える、参加する、表現する等)が増えると思いました。

    • hinon より:

      いつもお読みいただきありがとうございます!
      「元ネタがこう化けた」の記事は今後書いていこうと思います^^

      プチお題、いいアイデアをありがとうございました!
      記事にワークショップを追記してみました。
      よろしければ考えて遊んでみてください。

      今後とも「ことそこ」をよろしくお願いします!

  2. buluma より:

    お題:桃太郎
    ツッコミどころ:おばあさん赤子入りの桃を切っちゃダメ!

    我は桃に宿りし精霊。
    我は果実の中に身を潜め、いずれ流れ着く見知らぬ大地でこの身を吸われ、余と共に繁栄することを願う者。
    様子がおかしい。先程までのぷかぷかと心地いい旅路とは違い、何やら外が騒がしい。
    何者かが我の実を持ち上げ、どこかへ運び去ろうとでもいうのか。
    何じゃこの強い衝撃は、いかん内壁に亀裂が走った、のままでは我の船はもたぬ、
    嫌じゃ嫌じゃ、我はには使命があるのじゃ、こんなところで朽ち果てる訳にはいかんのじゃ。
    「おやまぁ、おじいさん桃の中から元気な男の子が出てきましたよ」

    • hinon より:

      お題に回答、ありがとうございます!
      そうですね、おぎゃあおぎゃあ言う桃を切るのはなんとも(笑)

      掌編もありがとうございます、執筆お疲れ様でした!
      そうですね、ちょっと「元ネタ」に縛られすぎて、オリジナリティが薄いかな、という感じはします。
      (私がお題にちゃんと書かなかったのも悪いですが)
      「短編小説」として成立するには、あるていどの描写とどんでん返し(特に心理面)が必要なのですが、
      そこをもっと強化できる、と感じる一編でした。
      おとぎ話はあくまでベースで、bulumaさん独自の世界観で、もっと勝負できると思います。

      辛口ですが、bulumaさんはまだ伸びますよ!
      リテイクも歓迎なので、いつでもどうぞ。
      それでは今後ともよろしくお願いします!

  3. 有沢 より:

     同じお題で、同じテーマなら……

     桃の香が、川の流れに乗ってきた。
     そのほとりで洗濯をしていた白髪の老婆が見上げると、大きな桃が流れてくるのが見える。老婆はそれを拾い上げると、四阿の扉を開けた。土塀の臭いと冷たさが漂ってくる。
    「しめしめ、お爺さんには内緒で食べてやれ」
     そして台所から包丁を取ってくるとと、挿し込んだ。確かに手応えを感じ、引き抜く。桃の実を開いてみると、そこには──男児の骸が横たわっていた。
     辺りには血の臭いが漂っている。

     

    • hinon より:

      有沢さん、回答ありがとうございます!
      お返事させていただきますね。

      「惜しい」です!
      なにがって「ストーリー」はできているのに、
      描写、全体のリズムが足りずに「場所」が立ち上がってこないため、
      ラストの衝撃が少ないんです。
      これでは説明文になってしまっています。
      オチに「ひえー!」となったので、本当にもったいない(>_<) どんな四阿なのか、どんな土塀なのか、男児はどんな姿で血まみれになっていたのか。 それをぜひ読者の私に教えてください。 それができれば、この掌編は倍よくなります。 有沢さんは文章がこなれているので、足りない部分がもったいなくて。辛口になってしまいました。 めげずに再チャレンジも大歓迎です! なら日野が書け、というのも受付けます(笑)