【経験者語る】ガールスカウトって宗教関係あるの?スカウト歴約20年の元ガールが解説

この記事を3行でまとめてみると

世界最大級のNGO団体〈ガールスカウト〉が

 宗教・政治関係だと〈誤解〉されがちであるという経験をふまえ

 ガールスカウト歴約20年の筆者がいろいろとひもといていく、おはなし。



ガールスカウトって宗教でしょ?

よくある誤解で、スカウトだったときにしょっちゅう頭を抱えていました。

されて当然な誤解であり、

ガールスカウト日本連盟が公式見解を示さないがゆえに

末端のガールが困る事柄である、この事柄。

「やくそくとおきて」からして、アレだし……(後述)

回答:違います。システムからして違います。

教祖もいないし、戒律もない。

(ベーデン=パウエル夫妻については、自分で調べないとあんまりわからない)

(「やくそくとおきて」をまともに言えないスカウトがいかに多いことか)

礼拝だってしないし、献金もありません。

(むしろ募金とかで大金持っていくと怒られる)

洗脳もないです。

(教育が洗脳という説は別として)

少なくとも反社会的勢力としての活動はしていません。

そんなヤバい活動してたら

天皇陛下やVIPの御前に出られません。

(レセプションで天皇陛下のおられる席に出ることもある)

(すごいだろ……)

教会とかお寺とかを集会場所にしてるでしょ?

教会やお寺は、広い。

法事やミサ、礼拝がないときは

余っているわけです。部屋が。

私は公民館でしか活動をしたことがありませんが、

そういう事情で、宗教法人の空室をお借りしているのでは、というのが私の推測です。

でも、ガールスカウトの使用する施設の宗派や教派はバラバラで

特定されているわけではないので、

「ただ空いてる場所借りてるだけ」

というごくシンプルな理由かと思われます。

じゃ、政治団体なんでしょ?

票田にすらならない5歳から18歳のいとけない子供らに

政治思想を仕込んで何になるというのか。

ガールスカウトが特定の候補や政党を応援したことはありません。

そもそも、ガールスカウト自体が

右翼なんだか左翼なんだかわかりません。

20年近くガールスカウトやってきた私が言うんです。

ときに世界平和と世界市民

ときに日本大好き

誤解まみれのガールスカウトについて、今回はスカウト歴約20年の筆者が語ります。

ガールスカウトってそもそも何?

ボーイスカウトを作ったロバート・ベーデン=パウエルさんの

奥さんオレブ・ベーデン=パウエルさん

「ボーイスカウト活動の女の子バージョンができればいいわね」

という理由で作ってくれたものです。

主要コンセプトは健全な青少年の教育・育成

国際的な団体で、日本だけと思うなかれ津々浦々

全世界146ヶ国に展開。

キャンプ、募金活動などの慈善活動、

地域のお祭やレセプションに出たりしながら

広い世界への視点を持ち

問題意識に向き合う、生きる力をつちかい

自律した女性・人間としての素養を養っていく

世界最大のNGOです。

ちょいと前まで、全身水色の制服がトレードマークでした。

最近はすごくふつうのデザインに変わって妥協感ハンパない

あの水色を身に着けて電車に乗ったりして、注目を集めていた身としては

今の無難なデザイン制服はちょっとうらやましいです、

南北アメリカ大陸、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、

今も戦争が続くアラブ地域

そこにわれわれの仲間が

この地球上に1000万人以上、いるのです。

そもそも〈創設者〉が誤解を招く

でも宗教臭い。

何も知らない人が調べると、それは当たり前にとられます。

創始者の一人ロバート・ベーデン=パウエルさんは

元牧師で元軍人。

もうこの時点で日本人的にはきな臭いわけですよ。

ガールスカウト全員が、暗唱できるように言われている

〈やくそくとおきて〉というものがあります。

やくそくーっ!

〈わたしは、神(仏)に対するつとめを行い、地域と国と世界への責任を果たし

人に役立つことを心がけ、ガールスカウトのおきてを守ります〉

ほーらね。

ほかはわかるのですが

神(仏)は、宗教あるいは神仏への帰属意識の薄い日本において

なぜ入れるのか正直私にはわかりません。

世界連盟本部のほうからなんかあったんスかね(´・ω・`)

「神に対するつとめ」ということばが

十字軍、異端審問、聖戦とイメージがつながりかねない日本の宗教認識の中で

この「やくそくとおきて」はかなりスカウトを厳しい立場に置いていると思っています。

〈ガールスカウト日本連盟〉の怠慢

これに対して、ガールスカウト日本連盟はどう回答・対応しているのか?

ガールスカウト日本連盟公式ホームページ

特に何も言っていません。

だから現場が超!困っているわけです。

ガールスカウトが異端視されているのは

現場にいた私がよく知っているわけですが

公式サイトではっきり言ってくれないのは、かなり困りました。

宗教って言われても否定できないルーツですしね…

募金活動の、お金の行方がわからない現場

通行人「それ、ユニセフ募金でしょ?」

ガールスカウト募金活動現場、あるあるシーン。

通行人につっかかられて、リーダーはじめ一同困惑。

小さい子供のスカウト、ぽかーん。

現場的にはすっごく困ります。

毎年末にユニセフ募金をするのは、ガールの恒例行事。

世界に目を向け、戦争や内紛、飢餓や教育の不平等などに対して

子供たちが真剣に考えることのできる貴重な機会です。

ガールスカウトがユニセフ募金をするのは

国連とのおつきあいの関係もあるようなので、

いくらユニセフが信頼できなくても続けるよりほかないのか……

ちなみに募金のお金がどういう経路で使われるかの説明は

ガールスカウトの公式サイトにもありません。

ガールスカウト、負の歴史

1909年から100年以上続く、ガールスカウト。

ガールスカウトおよびボーイスカウトは別の理由でも「あぶない組織」扱いされます。

戦争のせい。

そもそも「スカウト」とは「斥候(せっこう)」という意味。

軍隊です。ざっくり言うと偵察です。

第二次世界大戦においてフィンランドとロシアのあいだで勃発した

「冬戦争」において、

現地ガールスカウトは文字通り斥候として

兵站、偵察などの任務をこなしていました。

地理を知りぬいたフィンランドのガールスカウトちゃんたちが

スキーでロシア兵を翻弄し

スイスイと山林を滑っていく図は

なかなか爽快っちゃ爽快ではありますが……

それと、ヒトラーの親衛隊(ヒトラー・ユーゲント)は

ボーイスカウトをモデルにしたものと言われています。

ガールスカウトはやっぱり楽しいんです。

もとはたしかに

宗教的・軍人的発想からはじまりました。

しかしーー

その道徳教育は

いじめのはびこる無法地帯・学校でのエセ教育なんかメじゃない。

非常にすぐれた教育NGOです。

その名残なのか、ガールスカウトやボーイスカウトの活動は

キャンプとかガチサバイバルで楽しいです。

生きる力を、養います。

もやい結びができる5歳とかマジクールですよ。

巻き結びと一重つぎができれば、犬をどこぞにつなぐときだって楽チン。

震災のときだって、

「なーんだ燃料と飯ごうか鍋があれば、米炊けるじゃん楽勝」

と、パニックにもなりませんでした。

世界が広がったことを、私はガールスカウトに、心から感謝しています。

なぜ私がガールスカウトを離れたか

しかし私はいま、ガールスカウトに所属していません。

部外者だからこういうことも言えるわけであってね……

やはりガールスカウトで居続けることは、現代日本では、厳しいのです。

年齢が上がるごとに活動は広範囲にわたり、費用と労力はバカになりません。

車での移動にともなう送迎保護者が大変だし、

なによりも土日が潰れるので中学生以降の卒業率がハンパないです。

そして、

こういう「疑問」に対して

正確・正式な答えを与えないガールスカウトという「組織」に

すごく、いたたまれなさを感じました。

私はもう、ガール以外にやることがある。

そう思ったのです。

けれどもガールスカウトは素晴らしい場所。

公式見解を示さない日本連盟はじめエライさんは

ちょっと現場の身になれよなとは思いますが

ガールスカウトは、いいところです。

見学してみよっかなーと思う方は、ぜひ地元のガールへ。

あと、募金活動のスカウトたちに、突っかからないであげてください。

彼女らただの子供なので。

なにかご質問などありましたら

コメント・お問い合わせフォームで受け付けております。

ではまた、ネットの海で。

いつでもわたしーがー出かけるときにーは〜〜フフフフフーン♪

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